運営組織
台湾CTBC Bank(正式名称:中國信託商業銀行股份有限公司)は、台湾最大規模の民間金融機関で、台湾の大手金融グループ、CTBC Financial Holdingの中核企業です。中国信託フィナンシャルホールディングは、銀行・生命保険会社・証券会社等を傘下に有する台湾の大手金融グループであります。その中核をなす中国信託商業銀行は、台湾のみならず、中国、ASEAN諸国をはじめ、海外14ヶ国に100を超える拠点を持ち、グローバルに金融サービスを展開しています。なお、中国信託商業銀行は、世界をリードする半導体製造企業であるTSMCのメインバンクとしても機能し、TSMCに対して広範囲にわたる金融サービスを提供しています。また、日本国内でも、子会社の東京スター銀行を持ち、日系企業向けのサポートも充実しております。
金融業界ではスキル不足が続いており、ニーズに見合う人材を見つける代替手段として、2015年に台湾教育部(日本の文部科学省に当たる機関)より認可を取得し、2016年に台湾台南市に「中信金融管理学院(CTBC Business School)」を正式に設立設立し、金融業界で必要な知識とスキルを持つ人材を内部で育成する基盤を築きました。その成果で卒業生は、100%がCTBC(HD)に入社しています。これは、CTBCが求める人材を大学が直接育成しているため、卒業と同時に即戦力として活躍できることを示しています。2017年に台湾有力ビスネス・キャリア雑誌「Cheers雑誌」に、知名度、ブランドイメージ、実績において高く評価され、台湾の大学TOP20に入選しました。
台湾教育部に対して「沖縄MBAプログラム」の設置認可の申請を行い、2024年10月12日に正式に台湾教育部より認可を取得し、2025年2月1日に開学することになりました。台湾で唯一、台湾政府教育部の認定を受け、日本進出が認可された大学院として、意欲ある日本のビジネスパーソンや国際的なキャリアを目指す方々に、台湾最高の実践教育を提供し始めました。
台頭する台湾MBA
世界をリードする 台湾社会で学ぶ価値
台湾社会が世界を牽引する現実
台湾は、半導体、AI、デジタルトランスフォーメーション(DX)、そしてフィンテックの分野で、世界をリードする存在として注目されています。特に、TSMC(台湾積体電路製造)やUMC(聯華電子)といった半導体製造大手は、世界の半導体市場の中心的役割を果たし、グローバルなテクノロジー産業を支えています。台湾が供給する半導体は、スマートフォン、自動車、AIシステムなど、現代社会のあらゆる産業で欠かせない基盤技術となっています。
さらに、台湾はAIとデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進にも積極的です。特にフィンテック分野では、既存の金融サービスに革新をもたらす取り組みが進められており、デジタル決済やブロックチェーン技術の導入でアジアを牽引するポジションを確立しています。この背景には、本学の運営母体の中国信託商業銀行などの金融機関の先進的な取り組みがあります。当行はデジタル金融の推進と持続可能な金融の実現を評価され、「Best Bank in Taiwan」のタイトルを受賞するなど、世界的にも高く評価されています。
台湾の経済的な成功は、堅実な財務管理と革新的な戦略によって支えられています。中国信託商業銀行は、堅実な財務基盤を持ち、「The Banker」が発表した「世界の銀行トップ1000」で6年連続台湾トップの評価を得ています。このような強固な基盤が、台湾社会全体の成長と革新を支えているのです。こうした現実は、台湾社会がアジア地域だけでなく、世界規模でのリーダーシップを発揮していることを示しています。台湾は、世界経済の中で重要な役割を果たす存在であり、今後もその地位をさらに強化していくでしょう。このような社会で学び、経験を積むことは、グローバルな視野と実践的なスキルを磨く絶好の機会となります。
台湾MBAが選ばれる理由
台湾MBAが注目され、選ばれる理由は、台湾社会そのものが持つ経済的優位性と、その中で提供される実践的かつ国際的な教育環境にあります。特に、半導体、AI、DX、フィンテックといった世界をリードする分野での発展が、台湾MBAの価値を高めています。
まず、台湾MBAの大きな特徴は、業界との密接な連携です。台湾は、世界の半導体市場で圧倒的な存在感を示すTSMCやUMCといった企業を有し、これらの企業との実務に基づいたカリキュラムを提供しています。これにより、学生は理論だけでなく、実践的なスキルを習得でき、卒業後に即戦力として活躍することができます。また、台湾社会での学びを通じて、国際的なネットワークを築く機会も豊富に提供されます。台湾MBAは、アジア市場におけるキャリア形成を考える上で、理想的な選択肢となるでしょう。
さらに、台湾MBAのもう一つの魅力は、教育の信頼性と質の高さです。本プログラムは、台湾教育部(日本の文部科学省に相当)の厳しい認定を受けており、修了者には正式な台湾の修士学位が授与されます。これは、台湾教育部が成立してから113年間で初めて日本進出を許可した大学によるプログラムであり、その厳格な審査基準を満たしたことが信頼性の証明となっています。
また、台湾MBAは、欧米圏のMBAと比較して費用対効果が高いことも特徴です。学費や生活費の面での負担が比較的軽く、アジア市場のダイナミズムを体感しながら質の高い教育を受けることが可能です。さらに、台湾MBAはオンラインと対面授業を組み合わせたハイブリッド形式を採用しており、欧米の完全オンラインプログラムと比較して、現地の文化やネットワークを直接体験できる点で大きな差別化を図っています。
加えて、台湾の金融業界を代表する中国信託商業銀行のような企業との強い連携も、台湾MBAを選ぶ大きな理由の一つです。同銀行は、「The Banker」の世界ランキングで6年連続台湾トップとなり、フィンテックやDXにおける革新をリードしています。こうした企業とのつながりは、学生にとってキャリア形成における大きなアドバンテージとなります。
台湾MBAは、台湾社会のダイナミズムと国際的な視野を兼ね備えた教育プログラムです。急速に成長する産業と連携した実践的なカリキュラム、費用対効果の高さ、そして国際的なキャリア形成に資するネットワークの提供により、台湾MBAはこれからの時代を生き抜くビジネスリーダーにとって最良の選択肢となっています。
教育理念
中信金融管理学院は、世界でリーダーとなる「創造と変革の担い手」を育成する経営大学院として、次の3つの場を提供します。
大学院概要
正式名称 | 中信金融管理学院 CTBC BUSINESS SCHOOL |
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学長 | 施 光訓 |
研究科専攻 | 経営研究科 科技金融専攻 |
プログラム | Technology in Finance (Okinawa) MBA Program |
授与する学位 | 科技金融 MBAプログラム(日本語) Technology in Finance (Okinawa) MBA Program(英語) 「経営学修士/「Master of Business Administration」 |
修業年限 | 標準2年、最短1年 ※長期履修学生制度の利用により、最長5年・2年に延長可能 |
運営母体 | 中国信託ホールディングス |
所在地 | 台北校:台北市南港区経貿二路188号5F 台南校:台南市安南区台江大道三段600号 沖縄校:〒900-0021 沖縄県那覇市泉崎1丁目13-3 |
系列校 設立年月日 |
2015年8月中信金融管理學院 2017年8月中信インタナショナルスクール(台南) 2020年8月中信インタナショナルスクール(台北) 2024年8月中信科技大学 |